統合生命科学特論Ⅲ
線虫・ショウジョウバエの遺伝発生行動学―
144-F-718

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
能瀬 聡直 講師
飯野 雄一 講師
2 M 集中(通年)

授業概要

生体物質を直接解析する生化学とは対照的に、遺伝学は生物個体をまるごと使って遺伝子の働きに関わる論理や関係を解明する。特に、ショウジョウバエや線虫を用いた遺伝学は、突然変異の表現型より出発し、その原因遺伝子を同定する方向で研究を進めるforward genetic が可能な点が顕著な特徴である。この手法が、動物発生や行動に関する革新的な発見につながった。本講義では、ショウジョウバエおよび線虫の遺伝学について、実際の研究例を示しながら解説することにより、遺伝子の機能を個体レベルで解析するための方法論を理解してもらうことを目標とする。

到達目標

線虫、ショウジョウバエにおける遺伝学の基礎を習得し、それを応用することにより得られた遺伝・発生・行動の生物学に関する知見を理解する。

授業計画

1 線虫を用いた遺伝・発生・行動の生物学 ①
2 線虫を用いた遺伝・発生・行動の生物学 ②
3 線虫を用いた遺伝・発生・行動の生物学 ③
4 線虫を用いた遺伝・発生・行動の生物学 ④
5 線虫を用いた遺伝・発生・行動の生物学 ⑤
6 ショウジョウバエを用いた遺伝・発生・行動の生物学 ①
7 ショウジョウバエを用いた遺伝・発生・行動の生物学 ②
8 ショウジョウバエを用いた遺伝・発生・行動の生物学 ③
9 ショウジョウバエを用いた遺伝・発生・行動の生物学 ④
10 ショウジョウバエを用いた遺伝・発生・行動の生物学 ⑤
線虫を用いた遺伝・発生・行動の生物学(飯野 雄一 講師)
1  線虫C. elegansを使った研究法、特に遺伝学の方法
2  線虫にノーベル賞:細胞系譜と細胞死、RNAi、GFP
3  器官発生・細胞分化のしくみ
4  発生プログラムの切り替え制御
5  学習・記憶による行動変化の機構
 
ショウジョウバエを用いた遺伝・発生・行動の生物学(能瀬 聡直 講師)
6  遺伝学の基礎:個体レベルでの遺伝子機能解析の方法論
7  ショウジョウバエの古典的遺伝学(染色体、遺伝子、変異、組み替え等の基礎的概念の発見)
8  ショウジョウバエ分子遺伝学の基礎(P因子、エンハンサー・トラップ法、GAL4-UASシステム等)
9  ホメオボックス:発生生物学における革新的発見
10 神経行動学や神経回路研究への応用

授業方法

各講師2日間の集中講義として行う。

準備学習

特になし。

成績評価の方法

平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):30%
レポート提出:70%

教科書

授業時に指示する。

参考文献

授業時に指示する。