アーカイブズ・マネジメント論演習Ⅱ
情報処理論―
13B-F-020

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
入澤 寿美 教授 4 D/M 通年 6

授業概要

アーカイブズを学ぶ上で、インターネットをはじめとするICT(Information and Communication Technology)の基本的技術の理解は必要不可欠である。いわゆる情報リテラシーの講座ではユーザー側の視点でしか学ぶ機会が無いが、本講座では設計者・管理者側の視点で理解を図る。授業は、実習と講義を適時組み合わせて行う。各自で作業することが不可能な部分においても、本学で実際に使用されているものを例に、生の情報を紹介する。

到達目標

インターネットで使われているいくつかのプロトコルの実際を学び、情報通信業者の情報システムに関する説明がその本質について理解できるようになる。また、アーカイブズに適したデータベースを使用できるようになる。

授業計画

1 本学のシステム概要:ネットワーク環境、ディレクトリ構造、学内所有のWebサービス
2 インターネットの基本的仕組み1:歴史からTCP/IP、パケット通信、IPアドレス、ルーティングなど
3 インターネットの基本的仕組み2:TCP/IPの各層の役割、計算機とアプリケーション作成の基本的考え方
4 インターネットの各種サービス1:クライアント・サーバ方式。メール、FTP(実習をおこなう)
5 インターネットの各種サービス2:Webサーバの仕組み、Webページを表示するしくみ、HTTPプロトコル
6 文字コードと文字化け:ICTの発展に伴う文字コード体系の推移(マルチバイト化)。エンコード・ディコード
7 各種データの圧縮技術:一般データ、画像、映像、音声
8 マークアップ言語1:HTMLとXHTML文書。SGML、XML、スキーマ
9 マークアップ言語2:HTML文書作成実習1(基本的なタグを使用)
10 マークアップ言語3:HTML文書作成実習2(アーカイブズデータを表現する)、ISAD(G)
11 マークアップ言語4:整形式XML、DTD(スキーマ)、妥当なXML
12 マークアップ言語5:簡単な表形式データベースをXMLで記述実習
13 マークアップ言語6:XML文書をHTML文書へ変換(XSL:XMLスタイルシート)実習
14 前期のまとめ
15 予備日
16 Webサイト構築の基本1(ディジタルアーカイブズを念頭に):プランニングとワークフロー
17 Webサイト構築の基本2(ディジタルアーカイブズを念頭に):サーバ(Web,DataBase)の選択(データ移行)ユーザビリティ、アクセシビリティ
18 データベース入門1(リレーショナルデータベース)
19 データベース入門2(XMLデータベース)
20 Webプログラムと情報検索1
21 Webプログラムと情報検索2
22 ISAD(G)、ISAARとEAD、EAC:一般データ保存とデジタルルデータ
23 アーカイブズ用Webサイトの実例(利用者として):フリーソフトATOMの紹介(設計思想とインストール法等)と使用体験(利用者として)実習
24 アーカイブズ用Webサイトの実例(管理者として):フリーソフトATOMの使用体験(管理者およびデータ作成者として)実習
25 デジタルアーカイブズ・システム仕様書例:国立公文書館が出した仕様書とICA-ATOMの仕様を比較検討1
26 デジタルアーカイブズ・システム仕様書例:国立公文書館が出した仕様書とICA-ATOMの仕様を比較検討2
27 インターネットとセキュリティー1
28 インターネットとセキュリティー2
29 後期のまとめ
30 予備日

授業方法

講義と実習を組み合わせて行う。

準備学習

授業で紹介されたURLを閲覧して質問事項等を整理しておくこと(30分)。

成績評価の方法

出席状況とレポートによる:100%
博士前期課程学生については博士前期課程科目の基準により、博士後期課程学生については博士後期課程科目の基準により成績を評価する。

参考文献

各話題に対する参考文献や有用URLサイトは授業時に紹介または配布する。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。