アーカイブズ・マネジメント論研究Ⅲ
視聴覚アーカイブ論―
13B-F-014

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
児玉 優子 講師 2 D/M 第1学期 2

授業概要

映画、テレビ番組、録音資料などを保存してきた視聴覚アーカイブは、資料の保存と利用を実践する中から、独自の理論を形成しつつある。一方、コンベンショナルなアーカイブズにおいても取り扱う記録メディアが多様化し、視聴覚メディアの特性や適切な取扱い方法を理解する必要性が高まっていると考えられる。この科目では、視聴覚アーカイブ活動の歴史と現状、およびその機能の概要を理解すると共に、コンベンショナルなアーカイブズにおける視聴覚ドキュメントへの応用を考えることを目的とする。

到達目標

・視聴覚ドキュメントの収集からアクセスの提供までのプロセスを理解し、実務での拠り所となる理論や考え方を習得する。
・各種視聴覚メディアの種類と特性を理解し、適切に保存できるようになる。

授業計画

1 視聴覚コミュニケーション、視聴覚ドキュメント、視聴覚アーカイブ
2 視聴覚メディアとアーカイブ活動の歴史(1) 録音資料
3 視聴覚メディアとアーカイブ活動の歴史(2) 映画
4 視聴覚メディアとアーカイブ活動の歴史(3) テレビ番組、ビデオ
5 海外と国内の視聴覚アーカイブ
6 視聴覚ドキュメントの作成・収集
7 視聴覚ドキュメントの組織化(1) 書誌的記述
8 視聴覚ドキュメントの組織化(2) 主題の記述
9 視聴覚ドキュメントの保存(1) レコード、フィルム
10 視聴覚ドキュメントの保存(2) 磁気テープ、光学ディスク
11 視聴覚ドキュメントの復元
12 視聴覚ドキュメントへのアクセスの提供
13 視聴覚ドキュメントの評価選別
14 視聴覚ドキュメントと著作権、デジタル技術
15 まとめ

授業方法

講義を中心にしながら、事前に指定しておいた参考文献を元に議論を深めたい。

準備学習

・各回のトピックに関連する参考文献を読む。(約2時間)
・ニュース、新聞等で報道される視聴覚メディアやその保存・活用に関する動向に目を通す。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):50%(論文形式のレポートを課す)
レポート:30%(中間テストに代えて)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):20%(授業参加の積極性も評価の対象とする)

参考文献

レイ・エドモンドソン著『視聴覚アーカイビング: その哲学と原則』、(財)放送番組センター2007
Jackie Bettington [et al.] eds., Keeping Archives, 3rd Edition, Australian Society of Archivists, 2008
Helen P. Harrison (ed.), Audiovisual Archives: A Practical Reader, UNESCO, 1997
The Film Preservation Guide: The Basics for Libraries, Archives, and Museums, National Film Preservation Foundation, 2004
Steven Davidson, Gregory Lukow (eds.), The Administration of Television Newsfilm and Videotape Collections: A Curatorial Manual, American Film Institute; Louis Wolfson II Media History Center, 1997
Sam Brylawski, [et al.] (eds.), ARSC Guide to Audio Preservation, ARSC, CLIR and Library of Congress, 2015, ISBN:978-1-932326-50-5
さらに詳細なシラバスを配布し、各回のトピックに関連する文献を指示します。