心理学演習2
「自己」と社会的適応―
137-F-021

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
安藤 清志 講師 4 D/M 通年 2

授業概要

対人関係の形成や維持およびその終結(離別、死別など)の過程は、「自己」のさまざまな側面(自己意識、自己概念、自尊感情、自己開示、自己呈示など)と密接な関わりがある。本演習では、このような「自己と対人関係」の問題を扱った社会心理学的研究を参照しながら、これまで臨床心理学の領域で扱われてきた対人的適応の問題を社会心理学の視点から理解することを目的とする。第1学期の前半は、これまでの社会心理学的な自己研究、および、臨床心理学と社会心理学の「インターフェイス」領域の諸問題について講義を行い、その後、テキストの講読を通じて理解を深める。

到達目標

1.自己に関する代表的な研究の概要について理解する。
2.自己に関する主要な理論について理解する。
3.社会心理学と臨床心理学/カウンセリング心理学の相互影響について理解する。

授業計画

1 「自己過程」の社会心理学(1)
2 「自己過程」の社会心理学(2)
3 社会心理学の理論
4 社会心理学研究法
5 社会心理学と臨床心理学のインターフェイス(1)
6 社会心理学と臨床心理学のインターフェイス(2)
7 講義のまとめ
8 論文講読に関する説明
9 第1論文講読(1)
10 第1論文講読(2)
11 第2論文講読(1)
12 第2論文講読(2)
13 第3論文講読
14 第1学期のまとめ
15 予備日
16 第4論文講読(1)
17 第4論文講読(2)
18 第5論文講読(1)
19 第5論文講読(2)
20 第6論文講読(1)
21 第6論文講読(2)
22 第7論文講読(1)
23 第7論文講読(2)
24 第8論文講読(1)
25 第8論文講読(2)
26 第9論文講読(1)
27 第9論文講読(2)
28 第10論文講読
29 第2学期のまとめ
30 予備日

授業方法

最初の数回は講義形式で行う。その後、参加者の希望にしたがって論文または単行本の章を選択し、その内容を把握した上でディスカッションを行う。

準備学習

事前に論文の該当部分に全員が目を通しておくこと。担当者は内容を正確に把握するだけでなく、関連事項について調査しておくことが望ましい。
事後には、論文の概要を確認し、自己の関心領域との関係について検討すること。

成績評価の方法

レポート:40%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):60%

参考文献

リアリー, R.S.・ミラー, R.S『不適応と臨床の社会心理学』、誠信書房1989
コワルスキ, R.M. ・リアリー, M.R.(編)『臨床社会心理学の進歩:実りあるインターフェイスをめざして』、北大路書房2001
坂本真士・丹野義彦・安藤清志(編)『 臨床社会心理学 』、東京大学出版会2007
安藤清志(編)『自己と対人関係の社会心理学』(21世紀の社会心理学)、北大路書房2009