※日本語学特殊研究
133-F-001

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
中上 亜樹 講師 2 D/M 第2学期 3

授業概要

学習者がどのように日本語を習得していくのかを知っていることは、日本語を教える際に学習者の現状を把握し、よりよい指導を行うために必要なことである。この授業では、受講生自身の外国語学習の経験も参考にしながら、日本語教師として教壇に立つ際に知っておくべき第二言語習得に関する基礎的知識を身につける。

到達目標

・第二言語習得のメカニズムについて学ぶことで、学習者の誤用の原因や意味について理解することができ、より効率的な練習方法について考えることができるようになる
・第二言語習得研究で議論されているトピックについて知り、どのような議論や研究が行われているのかについて理解した上で、これからの課題や、今後取り上げられそうなトピックについて考えることができるようになる

授業計画

1 第二言語習得論とは:研究の歴史的な変遷
2 中間言語について:学習者はどうやって独自のルールを作るのか
3 学習者の母語が第二言語習得に与える影響
4 習得の順序について
5 インプットとアウトプットの重要性
6 文法を教えることの効果
7 第二言語習得研究と指導法(1)
8 第二言語習得研究と指導法(2)
9 第二言語習得における年齢の影響
10 バイリンガリズム
11 第二言語習得における個人差の影響(1):言語適正・学習スタイル
12 第二言語習得における個人差の影響(2):動機づけ・性格など
13 第二言語習得研究の教育現場への応用
14 理解度の確認と授業のまとめ
15 予備日

授業方法

受講生には、授業前に必ず、テキストの該当部分について読んで、疑問点や感想などを簡単に書いたメモを作成してもらう。授業では、小テストで理解した内容を簡単に確認した後、テキストの内容について講義形式で解説を加えていく。受講生から出た疑問点については、特に重点を置いて説明を行う。重要な理論に関しては適宜、学習者データや論文などの配布資料によって内容を補ったり、グループでディスカッションを行うこともある。

準備学習

事前に教科書の該当箇所を読み、メモを作成してくること(約60分)
授業の配布資料等をもう一度読み直して、内容を復習してくること(約30分)

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):40%
小テスト:30%
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):30%
授業中に行う小課題、授業への参加度、学期末試験により総合的に評価する。授業前に作成したメモにつ いては、授業内で説明を加えるなどすることによって、フィードバックを行う。また、授業内容の復習に ついては、小テストを行い、それを採点して返却することによってフィードバックを行う。なお評価は博士前期課程の基準で行う。

教科書

大関浩美『日本語を教えるための第二言語習得論入門』、くろしお出版2010年、ISBN=9784874244807

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。