ヨーロッパ世界
007-D-036

担 当 者 単 位 数 配当年次 学 期 曜 日 時 限
第1学期  宮田 伊知郎 講師
第2学期  大西 克典 講師
4 通年 4

宮田 伊知郎 講師 (第1学期)

授業概要

「旧世界」ヨーロッパから身をはがし誕生した「新世界」アメリカ合衆国。「自由」を理想にかかげ成立した共和国アメリカは、この理念をどのように「実現」してきたのでしょうか?たとえば、黒人、女性、移民労働者などのマイノリティへの差別は、なぜ、どのようにそうした理念と共存してきた(いる)のでしょうか?第1学期の講義は、米(コメ)プランテーションの成立や、自然保護運動、天然痘の制圧、エルヴィス・プレスリー、テーマパークなどの具体的なトピックを扱いつつ、これらの問いに答えることを目指します。

到達目標

自由や民主主義を重んじる現在においても、格差や差別は大きな問題として残っています。なぜでしょうか――。現在を考える術(すべ)として、歴史学/アメリカ研究を活用できるようになることが本講義の目標です。アメリカ合衆国の歴史や文化についての理解を深めることもあわせて目指します。

授業計画

1 はじめに――ありのままのわたしとアメリカ――
2 理念の共和国の創成――「旧世界」から「新世界」へ――
3 奴隷制度の確立――米プランテーションを題材として――
4 南北戦争の終結と黒人奴隷の「解放」(1)
5 南北戦争の終結と黒人奴隷の「解放」(2)
6 金ぴか時代と農民/労働運動
7 帝国主義化の進行――セオドア・ローズベルトという「おとこ」――
8 革新主義の時代(1)――自然保護運動ならびに天然痘の制圧を題材として――
9 革新主義の時代(2)
10 狂乱と排外主義の1920年代――サッコ&ヴァンゼッティ事件を題材として―
11 大恐慌とニューディール
12 第二次世界大戦から公民権運動の展開へ(1)――エルヴィス・プレスリーの登場を題材として―
13 第二次世界大戦から公民権運動の展開へ(2)
14 自由と民主主義のテーマパーク
15 おわりに

授業方法

講義形式で行います。

準備学習

(第1学期)人種・ジェンダーや階級、地域などのアメリカの多文化的側面に注意しつつ、アメリカに関する映画や小説を観たり読んだりしておくと(講義内容の理解は)さらに深まるでしょう。

成績評価の方法

第1学期(学期末試験):90%(講義内容をどれだけ理解しているかを評価します。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):10%

参考文献

適宜指示をします。

履修上の注意

第1回目の授業に必ず出席のこと。

大西 克典 講師 (第2学期)

授業概要

第2学期は、近世のイタリア(16世紀から18世紀)に関する概説的な講義を行います。一般に、新大陸の「発見」や南回り航路の開拓以後、イタリアとそれを取り巻く地中海世界は衰退していったとされています。ですが、果たして近世のイタリアは、衰退の一途を辿るのみだったのでしょうか?本講義では、政治史を中心に近世のイタリアを再検討してみたいと思います。

到達目標

1. 近世イタリア史に関する基礎的な知識を獲得すること
2. ヨーロッパ史全体の流れと関連付けながら近世イタリア史を理解すること

授業計画

1 2学期導入:イタリア史における「近世」
2 16世紀(1):カール5世とイタリア
3 16世紀(2):対抗宗教改革とイタリア
4 16世紀(3):カール5世からフェリペ2世へ
5 17世紀(1):スペイン支配期のイタリア
6 17世紀(2):イタリア諸国と三十年戦争
7 17世紀(3):スペイン支配の動揺
8 18世紀(1):スペイン継承戦争とイタリア諸国
9 18世紀(2):ヨーロッパ政治の中のイタリア半島
10 18世紀(3):イタリアの平和と啓蒙改革-北部イタリア諸国-
11 18世紀(4):啓蒙改革-ブルボン家支配下の南部-
12 フランス革命とイタリア(1):ナポレオンとイタリア
13 フランス革命とイタリア(2):制度的変遷
14 フランス革命とイタリア(3):フランス革命の遺産
15 総括

授業方法

講義形式で行います。

準備学習

授業終了後に配布資料・ノートを読み返し、疑問点などを整理しておいてください。また、可能であれば授業中に指示する参考文献を読むことをお勧めします。

成績評価の方法

第2学期(学年末試験):90%(講義内容に基づく論述式の試験を行います。)
平常点(クラス参加、グループ作業の成果等):10%(授業中適宜提出していただくコメントペーパーに基づいて評価します)
この授業の最終的な成績は、第1学期成績評価(50%)と第2学期評価(50%)の合計により算出されます。
第1学期の成績評価方法については、第1学期担当の先生の指示をご確認下さい。

参考文献

参考文献は、授業中に適宜指示します。